はじめに。

このブログは決して読んで合格するような大それた内容ではございません。

ただ僕の勉強をここで日々ブログにしたらいいかなという他者に申し訳ない

緩い考えのブログですが、内容はちょっと(かなり?)コアですが、同じく

高度情報処理を勉強しようと思う方であればきっと中には楽しんでくれるかも。

少なくてもお堅いイメージの内容を面白おかしく印象的な解き方を手法とでき

ないかの研究も交えてなので、僕的には結構楽しんでます♪

注: 問題文を見ないと、何のことかわからないと思うのが欠点ブログとなっています(苦笑)。

なので、お手数ですが以下のサイトで対象年度の問題・解答などをダウンロードして頂ければと

思います。

過去問題(問題冊子・配点割合・解答例・採点講評) など

↑ PMは春期試験です。



H25・PM・午後1試験ストーリー 問3・序

☆はじめに

本文は、プロジェクトマネージャ午後1試験の過去問を基に

ストーリーっぽくしてみたので、内容は多少脚色しています(笑)。

なるべく問題に影響のない範囲で楽しく記録できればと思います。

また問題文だけでなく解答の内容もストーリーに含まれています。

どの部分とかは特に明記しないので実際の回答を見て頂ければと思います(笑)。

 このストーリから午後1試験問題の内容が理解でき、問題の意図やモジュールとしてのパーツなどとしても午後2で活用できたら凄いかもです(苦笑)。

凄いかどうか不明ですが(苦笑)別ブログで試みてますので、

よろしければ(笑)

Sponsored Link

 

 ■システム開発プロジェクトの企業合併に伴う計画変更ストーリー(って長い(笑))

序章:

主人公B部長(以下、僕)の勤務しているA社は、東京を中心に、東日本を主な商圏とする」中堅のアパレル企業である。

 このたびうち(A社)で長年の業務プロセスを一新して業務効率を飛躍的に改善するための全社活動を半年前から進めて来た結果、V社のERPパッケージ(以下V社ERP)を導入し、基幹システムを更改する開発プロジェクト(以下A社プロジェクト)を開始させることになったのだが、有る時、いきなりふらぁっと僕の席に社長が来て、『B部長突然ですまんがねぇ、あのA社プロジェクトだけどね、君に(PM)頼みたいんで』と言ってニコッと笑って去って行ってしまった。

僕は、ん?今のは錯覚か何かか?と思うほど、別件で意識が飛んでいて不意を突かれた感じだったので、暫く頭の切替ができなかった。

少し外の風にでもあたるかなと思い、隣のコンビニに買い物に出てみる事にした。

1階に下り外に出る自動扉があくと同時に、4月だからか少し暖かい風が頬に触れ、頭が少しずつ現実を帯びて切り替えができ、ようやく社長の声が届いた感じだった。

僕:『え~っと、PM任したって言ってたけど、詳細は社長に聞けばいいのかなぁ』

そう思いながらコンビニから帰って来た僕は、社長からの新着メールを確認した。

僕:『え~、なになに・・・プロジェクト詳細は営業部長から聞いてくれ…か。なるほどね。』

たしか今日は営業部長と飲みに行く約束だったけど、社長知ってたのかな(苦笑)

営業部長とはいまではお互い管理職になったけど、今では同期入社の最後の生き残りの2名という訳なので、気心は知りすぎるほどでいつも絡んでいたのは全社で周知事項なので、社長が気を利かしてくれた?って勝手に都合よく思っとこう(笑)

そう思いながら時間が来たので僕は、営業部長との約束の居酒屋へ直行した。

居酒屋で営業部長Cが先に来て待っていたので、いつもの馴れ合いで、おう!的な簡易あいさつを済ませて、酔ってしまわないうちに本題を切り出した(苦笑)

僕:『なぁCよ、今日、社長からA社プロジェクトのPM頼まれたんだけど・・・』

C:『うん、知ってるよ。』

僕:『もしかして、それって、お前・・・』

C:『うん、俺が推薦した』

と言って、ビールをうまそうに飲んだ。

僕:『なんだ、そうなのか。それなら話は早い。明日A社プロジェクトの開発スケジュールを出すからよろしくな』

C:『おぅ、わかったよ。ただね、まだ確かな事はわかってないんだけど・・・』

と言って、僕のコップにビールをついだ。

僕:『うん?どうした?なんか気持ち悪いな、なんかあるのか?』

と言って、つまみのメニューを見ているCに向かって聞いてみた。

C:『う~ん、不確かなんで、このままプロジェクト進めるしかないんだけどね、もしかしたらM社と合併するかもしれないんだよねぇ。』

僕:『え?そうなの?もしそうだったら合併後に色々とリスケしなければいけない事態になるやんけ。ほんとに時期未定なの?』

C:『うん、決まってたら教えてるよ。ま、そんなわけで、一応その時が来てもパニくらないように、な。』

僕:『う~ん、ま、考えてもしゃあなしか。じゃあ今日は軽めで飲むかな。』

C:『おぅ、そうこなくっちゃな。』

そういって、少し飲んだビールにまた継ぎ足しに来た。

Cめ、今晩軽めといったのに、こいつ、そんな気ないな(苦笑)

結局Cはかなりストレスがあったのか、解放されたのは午前2時だった(苦笑)

ーーー

さて、それから2か月が経ち、僕はようやく要件定義が終了した。

あの時作成した計画書として、更改する基幹システムは来年4月に稼働する計画であり、僕はこの2か月間の要件定義を振り返る事にした。

結果的に順調良く進んだけど、最初は結構色々と大変だったかもな。

まずは業務プロセスの見直しなどといっても、どうすればよいのか切り口さえも不明だったのだが、営業部長のCがV社ERPは操作性に優れ、標準で用意されたアパレル業務向けのテンプレートはベストプラクティスとして業界での評価も高い事から、V社のコンサルタントの支援を受けられるように連絡してもらい、感謝です。

翌日から僕は、まず業務部門に対する説明会を開くことにした。

ところが、やはりというか、当然というか、、、つまり、業務部門は説明後に抵抗感を示すような質問の連続となった。

まぁ考えてみれば説明を行った人達は、ほとんど業務部門の上位管理者だったので、今まで慣れ親しんだ業務プロセスを変更する事への不安感が大きいという事で、相当な反発があったのは、無理もないかもしれない。

 

もちろん、頭ごなしにこれは社長命令、いわば社命ですから!などと諌める事も手とは有ったかも知れないが、少なくても僕もそろそろ30年近い勤続年数なので、むしろ僕自身も不安が無くもないというのは正直な気持であったし、業務部門の上位管理者の中には僕の知り合いも何名かいたので、どうしてもそのような強引な手は使いたくなかったというのも正直な気持であった。

あと、僕が不安であるものを相手に押し付けてこのプロジェクトはうまくいかないに決まってると思えたためというのもある。

 

まずは、V社のコンサルタントに来社頂き、V社ERPのアパレル向けテンプレートとはうち(A社)のと同じなのか、違う部分があるとすればそれは見直すべきプロセスという観点で個人的に色々と質問し見極めも行った。

その結果、この製品でまず僕自信で満足し、行けそうな手ごたえを感じた。

僕はV社のコンサルタントに、早速御社(V社)のデモ環境の準備をお願いし、次回はいよいよ業務部門にV社のデモ環境を使用して検討を繰り返していきたい旨を説明した。

その結果、最初抵抗を示していた業務部門の中でも少しずつ満足して頂くような結果となり、ようやく業務部門全体が納得して使用できそうな段階までになり、社内評価も高まって来たなと実感した。

 

そして今から2か月前に、社長→事業部長からPMを任命され、ようやく今要件定義が順調に完了したわけで、うん、このペースならいい感じだ。けど、ん?なんかひっかかるけど、なんだっけ?まぁいいか、ちょっと一息入れるかって、そう思って僕は、席をはずそうと思った時に、携帯のバイブが胸ポケットでいたずらっぽい悪魔の囁きのように震えた。

そう、それは悪魔、いや、僕の友人でもある営業部長C(笑)からであった。

C:『もしもしBか?今大丈夫か?実はな・・・』

Cは僕の気持ちを知ってか知らずか、僕の都合よりも重大だと言わんばかりに

僕が何かを言おうとする前に続けた(苦笑)。

C:『ついに今、うち(A社)が、M社と合併する事で決定したんだよ!』

僕:『え?あぁ!・・・・そうか・・・それだ。ひっかかってたのは・・・』

C:『ん?どうした?大丈夫か?』

僕:『・・え?、だ、大丈夫だよ。そうなのかぁ、合併決まったか・・・』

C:『まぁな。以前、お前に酒の席で話したことが現実となったわけだよ。』

僕:『そうだったな。いや、覚えてるよ。というか思い出したよ。でも2か月前だったんで、もうないのかなって思って、すっかり忘れてしまって開発を進めて、さっきやっと要件定義完了したとこだったんだよ。でも教えてくれてさんきゅな。』

C:『そうなのか!要件定義が完了したんか。お前、業務部門にいじめられてたもんなぁ。まぁ、良かったなぁ(笑)。』

Cには業務部門説明の時に一斉に質問攻め(というか、確かにいじめ(苦笑))にあった時に電話で状況報告して以来だったので、心配してくれていたのかもしれない。

なんか今晩、Cと久しぶりに飲みに行きたくなった。

ただ、M社が合併となったからには、今のA社プロジェクトへの影響はどれだけのものか今の段階ではまだ不明だが、今のままという訳にはいかないだろうな。

僕:『まぁ良かったけど、って全然よくないよ。だってM社合併のプロジェクトへの影響を早く知るべきでしょ、あと合併っていつやるのかとか詳細教えて欲しいぞ。』

C:『あぁ、すまん。そうだよな、いやぁ、一難去ってまた一難ってわけか・・・』

そういうとCの電話の声は少し大きくなり、

C:『よし!じゃあ、こうしよう、今から会議室予約するから、軽く打ち合わせしよう。予約決まったら連絡するからな。んで、今晩飲もうぜ(笑)』

そういうと、Cは僕が返事する前に電話を切っていた。

・・・いやはや、相変わらずあいつは思ったら猪みたいに猛進だな(苦笑)

Cのいる営業部は24階で、ここ情シス(情報システム部)は8階である。

今晩の方が重要みたいやな。僕はふっと笑うと、手帖だけ持って自販機に向かった。

 <次回、合併準備委員会の基本方針に続く。>

Sponsored Link