はじめに。

このブログは決して読んで合格するような大それた内容ではございません。

ただ僕の勉強をここで日々ブログにしたらいいかなという他者に申し訳ない

緩い考えのブログですが、内容はちょっと(かなり?)コアですが、同じく

高度情報処理を勉強しようと思う方であればきっと中には楽しんでくれるかも。

少なくてもお堅いイメージの内容を面白おかしく印象的な解き方を手法とでき

ないかの研究も交えてなので、僕的には結構楽しんでます♪

注: 問題文を見ないと、何のことかわからないと思うのが欠点ブログとなっています(苦笑)。

なので、お手数ですが以下のサイトで対象年度の問題・解答などをダウンロードして頂ければと

思います。

過去問題(問題冊子・配点割合・解答例・採点講評) など

↑ PMは春期試験です。



H25・PM・午後1試験ストーリー 問3・本論1

本文は、プロジェクトマネージャ午後1試験の過去問を基に

ストーリーっぽくしてみたので、内容は多少脚色しています(笑)。

なるべく問題に影響のない範囲で楽しく記録できればと思います。

また問題文だけでなく解答の内容もストーリーに含まれています。

どの部分とかは特に明記しないので実際の回答を見て頂ければと思います(笑)。

 このストーリから午後1試験問題の内容が理解でき、問題の意図やモジュールとしてのパーツなどとしても午後2で活用できたら凄いかもです(苦笑)。

凄いかどうか不明ですが(苦笑)別ブログで試みてますので、

よろしければ(笑)

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 ■システム開発プロジェクトの企業合併に伴う計画変更ストーリー(って長い(笑))

本論1:合併準備委員会の基本方針

<前回の続き>

営業部長Cからの電話連絡は10分くらいしてからあり、指定の会議室は10階との事で、僕は、缶コーヒーを片手に上へのエレベータの階を押した。

・・・会議室に着くと、Cは既に同じような缶コーヒー片手にホワイトボードの前で腰にもう一方の手を当てながら僕を待っていた。

僕:『よう!』

C:『おぅ、来たかぁ。』

同期入社だと、まぁこんな感じのあいさつもそこそこ適当である(苦笑)。

やはりここは僕の方から早速要件を切り出すことにした。

僕:『M社の合併について、お前の知ってる事なんでも教えてくれ』

そういうと、Cは持っていた缶コーヒーをぐびっと旨そうに飲んで、

C:『オーケー!じゃあ、まずは合併時期だけど、、、1年後だそうだ。』

僕:『ふん、なるほど。。。続けてくれ。』

C:『うん、で、M社というと、お前も知っての通り今や大阪を中心に関西地方に顧客基盤を持っており、うち(A社)は今回の合併を機会に、全国規模の企業へ発展しようという計画のようだな。』

僕:『なるほどねぇ。で、そのM社なんだけど、僕の知ってるのはM社が独自に開発した基幹システムを使ってるらしいという話だったんだけど、合併後はどうなるか気になるんだけど、知ってたりする?』

そういうと、Cはニヤッと笑い、

C:『そうなんだよ、今回のM社との合併の打ち合わせで、社長からM社の基幹システムをどうすべきかの検討議題が出されたんだよ。』

僕:『ほぉ、さすが昔はどっかの技術SEだったという噂の社長だな。』

と、僕は感心したが、それでどうなったか気になるぞ先を話せ。という顔をしていたのかCが、先を続けた。

C:『へぇ、社長が昔ねぇ・・・ま、それはともかく、M社代表で出席してた担当のシステム部長が席を立ち、「え~、弊社(M社)基幹システムにつきましては、稼働後10年近く経過してかなり老朽化が目立ち、そろそろシステム更改の時期を迎えているという事もありますんで、弊社(M社)としましてもどうしましょか?いっその事御社(A社)とこの基幹システム使わせてもらったら?などという意見が出ている状態です。で、まぁこれにつきましては、弊社(M社)のシステム管理課のN課長が中心となって色々と対応してもらってるところです。そないなわけで、弊社の宿題とさせてもらえれば助かります。」という社長への後日への回答を行うという事で、合併の打ち合わせが終わったんだよ。』

僕:『へぇ~そうなんだぁ。じゃあその回答待ちってわけだな。』

C:『うん、ま、そういう事なんだよね。んじゃあま、嵐の前の・・・という事で、一杯行きますか!!』

と、Cはこっちがメインじゃという顔でとてもうれしそうであった。

まぁ僕もCとは今までの状況報告と今後の展開でもまた相談に乗ってもらう必要があるから、こいつが酔う前に話しておかんとな。と思った(笑)

 と、いう事で・・・・・・

ここから、第二の主人公というか、関西M社のN課長に登場してもらう必要がある。

以下は、M社のシステム部長が、A社社長からもらった宿題を持って、M社に戻った部長から、N課長(俺)が呼び出されたところから視点が変わり始まります。。

ーーー

ある日の夕方、携帯が鳴り、部長から来てほしいという事だった。

部長が俺を呼び出した理由が、本日A社との合併の件で打ち合わせで東京に出張に行った事と関係があるなと察しがついたので、部長の席に着くや唐突に切り出した。

俺:『部長!どうでした?むこうでの打ち合わせって合併の件だったんでしょ?』

部長:『うん、それなんだが、あっち(A社)の社長から、うち(M社)の基幹システムを合併後にどうする方向か考えて欲しいという宿題を貰ったんだよ。』

N課長:『なるほど、そうなんですね』

俺はやはりな。と思ったが、少し驚いた顔をして見せた。

部長:『うん、で、ね、業務部門との打ち合わせの結果とか状況を教えて欲しいと思ってね。』

部長は、ちょっと声が大きくなった。A社の社長からの宿題という事で、緊張感もそれなりに伝わって来た。

俺:『はい、まず本日の業務部門との打ち合わせで、現行の基幹システムの老朽化の現状とシステム更改の時期が来た事については概ね理解は得られましたのですが、それだけでなく・・・』

部長:『ん?理解得られただけでなく?他にも?、というと・・・?』

俺:『はい、それが・・・今まで私が業務部門からの要望に常に対応してきたのは、業務プロセスを変えずにシステム更改を実施しようという思いだったのに、彼ら(業務部門)はそういう気はなくむしろ基幹システムを一新し業務プロセスを改善して効率向上を図るべきであるという風に考えるようになっているんです。』

俺は、そういうと、息を吸って少し長めの溜息をした。

部長:『そういう事だったか。いや状況はよくわかったよ。実は昨日、本日の出張の準備をしていた時に、面識のある業務部門の部長が来て合併の話を持ち出され、どうもA社の基幹システムに乗り換えたら良いんじゃないか?などと言われたんだよ。』

俺:『うわぁ、そうだったんですね。既に部長側に話を切り出していたとは・・・』

部長:『うん、まぁ、おかげで、うち(M社)の方針も概ね決まりそうだよ』

俺:『え?そうなんですか?でも、どんな方針ですか?』

部長:『うん、これは今日は向こう(A社)で聞いたんだけど、既にA社でも基幹システムを更改する開発プロジェクトが始まっていて、え~と、担当は、情報システム部のB部長が進めてるらしいと。』

といって手帳をめくってメモを読んでいる。

俺:『あ、そうなんですか。でも、うちの業務部門がそう簡単にA社のシステムになじんでくれるでしょうか?』

実はB部長とはまるきり初対面という訳でもなく、1,2度会話を交わした程度であったが、一緒に仕事ができたら良いなという印象であった。

部長:『うん、その事だが、今回、合併準備委員会というのを組織して、来週会合があるんだが、N課長、もちろん君にも一緒に行ってもらおうと思ってる。』

俺は、ちょっとA社のB部長が進めているというプロジェクトが気になった。

俺:『はい、了解です。ところで部長、B部長のプロジェクトはもう進んでしまってるんですよね?今回の合併に影響があるのではないですか?』

部長:『うん、実はもう要件定義が完了した段階で、一端ストップがかかったようで、その件も含め次回打ち合わせるんだそうだ。』

俺:『そうなんですね。そういう事でしたら、来週までにうち(M社)の業務部門との今後の方針を纏めておくようにしておきます。』

部長:『そうだね。頼んだよ。』

ーーー

翌週、、俺は合併準備委員会に出席し、そこでB部長にあいさつを済ませた。

参加者はそうそうたるメンバで、A社とうち(M社)両者の社長と部長の計4名の他は、俺だけであったので、結構緊張した(笑)

会合で決まったのは以下のとおりであった。

1、現在更改中のA社の基幹システムを合併後の基幹システム(以下新システム)とする。

2、合併後は新システムの業務プロセスに統一する

3、新システムへの移行に必要なコストは、合併に伴う費用として予算化する。

また、検討会議がこの後行われ、新システムの方針は以下の通りとなった、

1、A社プロジェクトの開発スケジュールで計画されていた稼働予定を変更し、新システムの稼働開始は合併と合わせて来年6月とする。

2、A社プロジェクトのPMのB部長を、新システムの開発プロジェクト(以下、新プロジェクト)のPMに任命する。

俺:『やはり、B部長のプロジェクトも影響があったようだな。でも、それって結果的にうち(M社)次第って事のような気がするな・・・』

<次回、新システムの方針に続く。>

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