はじめに。

このブログは決して読んで合格するような大それた内容ではございません。

ただ僕の勉強をここで日々ブログにしたらいいかなという他者に申し訳ない

緩い考えのブログですが、内容はちょっと(かなり?)コアですが、同じく

高度情報処理を勉強しようと思う方であればきっと中には楽しんでくれるかも。

少なくてもお堅いイメージの内容を面白おかしく印象的な解き方を手法とでき

ないかの研究も交えてなので、僕的には結構楽しんでます♪

注: 問題文を見ないと、何のことかわからないと思うのが欠点ブログとなっています(苦笑)。

なので、お手数ですが以下のサイトで対象年度の問題・解答などをダウンロードして頂ければと

思います。

過去問題(問題冊子・配点割合・解答例・採点講評) など

↑ PMは春期試験です。



H25・PM・午後1試験ストーリー 問3・最終章

本文は、プロジェクトマネージャ午後1試験の過去問を基に

ストーリーっぽくしてみたので、内容は多少脚色しています(笑)。

なるべく問題に影響のない範囲で楽しく記録できればと思います。

また問題文だけでなく解答の内容もストーリーに含まれています。

どの部分とかは特に明記しないので実際の回答を見て頂ければと思います(笑)。

 このストーリから午後1試験問題の内容が理解でき、問題の意図やモジュールとしてのパーツなどとしても午後2で活用できたら凄いかもです(苦笑)。

凄いかどうか不明ですが(苦笑)別ブログで試みてますので、

よろしければ(笑)

Sponsored Link

 

 ■システム開発プロジェクトの企業合併に伴う計画変更ストーリー(って長い(笑))

最終章:データ移行の計画

<前回の続き>

その日、N課長から電話が入った。

N課長:『もしもし、B部長、うち(M社)のデータ移行に関する検討結果について3点ほどご報告があります。』

僕:『あぁ、どうも、N課長、3点とはなんでしょうか?』

N課長:『はい!まずは1点目ですが、データ移行担当についてなんですが、ここはやはり、うち(M社)の基幹システムのデータの仕様を熟知しているM社システム管理課の要員が妥当だという事です。』

僕:『うん、まぁそうでしょうねぇ。』

N課長:『はい、で、2点目は、定期改修についてですが、実はうち(M社)では6月と12月に毎年定期改修が予定されていまして、今年もそろそろ6月の定期改修があるのですが、そこでデータの仕様を変更する可能性がありそうなのです。』

僕:『え?そうなんですか。でも移行方式設計は9月からというのはご存知ですよね?』

N課長:『はい!もちろんです。移行方式設計は、うち(M社)のシステム管理課の要員だけで実施する予定でいるつもりにしています。で、その3点目ですが・・・』

僕:『うん、3点目は何でしょう?』 

N課長:『はい、3点目は、今言われた9月の移行方式設計についてですが、定期改修を行うメンバと同じですが、ご存知とは思いますが、彼らは今度の御社(A社)の新システムのデータの仕様を理解していないので、移行方式設計に時間がとられそうではないかと思うのです。』

僕:『あぁ、確かにそうかもなぁ~』

N課長:『はい、それでもし移行方式設計を短期間に完了させなければ、後に続く移行ツール開発をスケジュール通りの1月末までに完了させることは難しいのではと大変懸念しております。』

僕もこの件についてはリスクと感じ、対策をしなければいけないと思っていたので、N課長にもこの機会にお願いすべきだと思い、話した。

僕:『うん、なるほど!N課長としては、移行方式設計、および移行ツール開発に対する各工程の納期が厳しいという事ですね。確かに厳しいのは分かりますが、うち(A社)との移行方式設計および移行ツール開発時期と合わせて行う必要があるので、そちらを伸ばせたとしたらうち(A社)も同じように伸ばさなければいけないので、まぁこの段階でそれはリスク、というか、色々な意味でプロジェクトとしての資質も問われてしまうと思いますので、ここは何が何でもやり遂げる必要があると思ってます。』

と話すと、電話の声はかなり沈んだ声で、”はぁ、そうですか”というN課長の独り言に似たような声が聞こえる。

僕:『まぁそう落ち込まないで。少し考えさせてください。また電話します。』

電話を切り、軽くため息をつきながら、僕はスケジュールを見た。

まぁ、N課長の不安も当然だが、ここはなんとしてでも終わらせる対策があるはず。

一番のネックは移行方式設計を行うメンバーのパワー不足と、新システムのスキル不足を補えればいいんだよなぁ~、にしてもなんでこの時期に定期改修とか・・・ん?

僕はさらにスケジュールを確認した。

移行方式設計は9月からで、定期改修は6月と12月なのか・・・あとは、M社の人の設計に対する負荷を軽減できればいいのか・・・

!・・・と、妙案が浮かんだ。

うん!そうか、これなら頭数も確保できて、M社の人も設計がし易い、どころか品質も良さそうで、次の移行リハも結構いい感じで進めそうだぞ!!と独りで勝手に盛り上がって、、さぁそうとわかればまずはうち(A社)の移行方式設計担当リーダのE課長に連絡だ。

僕:『・・・もしもし!E課長ですか?Bです。出先で済まないんだけど、実は、今度君が担当する移行方式設計についてなんだけど、頼みたい事があるんだよね』

E課長:『あ、B部長、移行方式設計?・・・あ、大丈夫です。で、どのような?』

僕:『うん、実はそろそろ移行方式設計の段取り確認を行ってるんだけど、M社で担当のメンバが新業務プロセスをまったく知らないので、理解をしてからの設計工程に入る事の納期遅れをとても心配してる状態でねぇ』

E課長:『あぁはい、それは分かる気がします。うち(A社)の時でさえ新業務プロセスには抵抗があったわけですからねぇ。ましてや他社の全く知らない業務プロセスをいきなり設計と言われてもなかなかうまくいくとは限らないでしょうしねぇ。あ、でも!B部長がデモ環境を用意されて説明されると言ってませんでしたか?』

僕:『・・・うん、その通りなんだけど、あの時は自社の社員という事も有り、変わらない部分なども多少あったし、類似点などもポイントを抑えれば理解し易かったんだと思うんだよね。だけど、今回M社でそれが通用するかが未知数だなと思った結果、スケジュールを見て、うち(A社)とM社の移行方式設計の開始時期は同じにしているという事に気づいたんだよ。』

E課長:『・・・はい?、え?ど、どういう事ですか?』

僕:『うん?、あぁ、つまり、M社の移行方式設計を君んとこと共同で行ったら一石二鳥というわけではないけど、好都合ではないかなと思ったんだけど、どうかな?』

僕がそういうと、E課長は暫くう~んと考えていたようだが、

E課長:『なるほどですね。え~それって、B部長、お伺いしたいのですが、移行方式設計を行う頃はM社の担当メンバは、新システムの業務要件の理解は済んでると考えてよろしいでしょうか?』

僕:『うん、そうだよね。そのつもりでいてくれていいよ。』

E課長:『了解です。それでしたら、詳しいM社の担当メンバの開発ルームの確保とかしなければいけませんので、人数と承認をお願いしますね。』

僕:『オーケー、承知した。後でまたメールするんで、じゃあ頼んだよ』

・・・よし!これでお膳立ては完了だ。

僕は電話を切ったそのすぐ後にN課長に電話を入れた。

僕:『・・・あ、N課長ですか?Bです。先ほどの電話での移行方式設計についての対策案が決定しましたのでお願いとご報告です。』

N課長:『あ、はい!え?対策って、なんとかできそうなんですか?』

N課長は、少し驚いた声で僕に聞いた。

僕:『はい!もちろんです。ではこれからお話ししますね。』

N課長:『はい、ぜひお願いします!!』

僕:『まず、移行方式設計に投入するマンパワーの懸念についてですが、N課長が言われる通り、6月と12月の定期改修はかなり大きいリスクです。』

N課長:『はい、そうなんです』

僕:『そこで!考えたんですが、こういってはなんですが、これ以上改修しても結果的には御社(M社)システムは使う事はないのですから、定期改修を中止して頂いた方が良いと思うのです。』

N課長:『え?確かにまぁそうなんですけど、先ほど電話切ってからうち(M社)の定期改修担当に問い合わせたらもうすでに6月の要員確保は終わっているとの事でしたので、恐らく中止は無理だなと思うのです。』

あぁしまった、すでに遅かったか・・・僕はそう悔やんだが、まぁしゃあなしだ。

僕:『あぁそうなんですね。6月の定期改修着手は残念ですが仕方ないですね。でも12月は中止してくださいね。』

N課長:『はい、それでしたらこの後そのように取り計らいます。・・・でも中止ってなぜ?・・・あ、そういう事ですね(笑)』

と、急にN課長は察しがついたのか声が明るくなった。

僕:『はい、その通りですよ。6月の定期改修が終わったら、M社のデータすべての仕様を凍結してください。そしてすぐに定期改修メンバは、新システムの移行方式設計メンバとして活躍して頂きたいのです。』

N課長:『つまり、うち(M社)のデータ移行のための要員を確保するという理由で今回の定期改修を中止するという事ですね。なるほどぉ!!それなら納期に間に合いそうです。』

N課長はさらに明るい声になった。とても分かり易い(笑)

僕は続けた。

僕:『N課長、それだけではまだ不安な点がありますよ。先ほどの電話でお話しされた新業務プロセスになじんでいない状態で設計工程に入る事の品質と納期バランスがとても心配と思うんです。』

N課長:『あぁ、そうでした。それがまだありました。彼らの理解次第でしたねぇ』

N課長が少しまた沈んだ声になった。

僕:『N課長、そちらも手は打ってあります。大丈夫ですよ。』

N課長:『・・・え?そ、そうなんですか?』

僕:『はい!実は、今回移行方式設計の開始が同じ時期なので、いっそのこと、うち(A社)にN課長と担当のメンバ全員来て頂いて、共同で移行方式設計を行ったらよいのではと思ったんです。その方が新システムのデータ仕様が早期に把握できるでしょうからね』

また、N課長の声が明るく、そしていつもよりも大き目の声で

N課長:『えぇえ!!そんな事が出来るんですか?かまわないのでしたら、ぜひともお願いしたいです。助かります!!早速彼らにも調整するように伝えますんで。』

僕:『承知しました。』

N課長の興奮した声を聞きながら、さて、N課長が来たら、営業のCも交えて懇親会でもするかな。あ、社長もお誘いしてみるか・・・・と考え、

まだこれからだと思いながらも、ちょっと楽しくなってしまったのであった(笑)。

 <おしまい。>

Sponsored Link

 

次回、ソフトウェア開発の遂行ストーリーです!!

あらすじ

今までつきあいのなかった会社がパートナー会社として開発を任すことになった。

とはいっても本当に信頼して任せちゃってもいいのかなぁ?

PMとして任命された”あたし”が行った事とは?

次回も、サービス♪ サービス♪(苦笑)

というか、本番試験日も近づいたので、果たして間に合うのか?

(という方が心配だな(苦笑))