H25・PM・午後1試験ストーリー 問4・本論3
☆はじめに
本文は、プロジェクトマネージャ午後1試験の過去問を基に
ストーリーっぽくしてみたので、内容は多少脚色しています(笑)。
なるべく問題に影響のない範囲で楽しく記録できればと思います。
また問題文だけでなく解答の内容もストーリーに含まれています。
どの部分とかは特に明記しないので実際の回答を見て頂ければと思います(笑)。
このストーリから午後1試験問題の内容が理解でき、問題の意図やモジュールとしてのパーツなどとしても午後2で活用できたら凄いかもです(苦笑)。
凄いかどうか不明ですが(苦笑)別ブログで試みてますので、
よろしければ(笑)
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■ソフトウェア開発の遂行ストーリー
今回は女子のPMというのもおもしろいかな?と独断と偏見で盛り上がってのストーリー続きです♪
本論3:基本設計の進め方
<前回からの続き>
U社との契約について、開発部長にも報告をし、まずは委任契約を締結する事になり、早速あたしは基本設計の作業を進める事になった。
また、明日からU社の基本設計担当チームが、うち(P社)に常駐して作業を行ってくれるという事だったので、さっきプロジェクトルームの手配を済ませて、開発部長に承認を頂いて来たところなんです。
さてっと、ようやく準備が終わったわね。さぁ、明日からいよいよ開始だわね。
あたしは自分で自分に気合を入れてゆっくりと深呼吸をしてみた(笑)。
さきほどU社に確認したところ、今回の基本設計担当は詳細設計時にはマネージャを担当するという事で、先日も電話で応対していたVさんともう一人の2名で来社するらしい。
明日Vさん達がうち(P社)に来るという事で、お願いをしなくてはいけない事をまとめておかなくちゃね。Vさんってどんな人なんだろうなぁ~
あたしはそう考えながら、明日頼むことを軽く腕を組んで考えた。
う~ん、まずはU社はユーザインターフェースデザイン力が優れているとの話だったから、ここは手始めにやっぱり、システムアーキテクト及びユーザインタフェースデザイナによる基本設計作業を委託する事にしようかしら。
あとは、多分U社のVさんが詳細設計工程で請負契約になった時のプロジェクトマネージャになると思うから、まずはVさんの、というかU社としてのプロジェクトマネジメントの実力を確認するため、あたし(Q課長)が担当するプロジェクトマネジメント業務のうち、進捗状況と品質状況を定量的に把握し、評価する部分を切り出して委託して手腕を見せてもらおうかしらね。って、あたしだってそこまで褒められたもんじゃない新米PMなんですけどね(苦笑)
ふと時計を見ると、既に12時を回っていた。なんか一日が早く感じる。
と、その時丁度良いタイミングで、企画部のR子から声がかかった。
R子:『ねぇQ、もうお昼よ。食べに行けそう?』
あたし:『あ、R子。うん、丁度仕事の区切りがついたところだからOKよ。』
そして、本日は漁港から直送したてが売りの、表がマグロ屋で裏に店となっている、鉄火丼屋さんに来ています(笑)。
あたし:『ねぇR子、また企画部に対してお願いがあるんだけど・・・』
R子:『え?何?別に・・・いいけど・・・何かしら?』
あたし:『うん、実は明日から、基本設計に入るんだけど、この基本設計の進め方について企画部には合意して欲しいのよねぇ』
R子は、鉄火丼をおいしそうに一口でぱくっとまぐろの切れ端を食べ、お茶を飲んで、
R子:『ちょっと、それって混み入ってる話っぽいわねぇ、やっぱり口頭じゃなくメール頂戴。ね、いいでしょ?』
と言いいながら軽く2階相槌うを打った。
あたし:『うん、もちろん!!じゃあ後でメールするからよろしくね?』
R子:『りょ~かい。じゃあそうと決まれば今はまずは純粋にこの鉄火丼を味わって食べましょう。』
あたし:『うん、そうね、ここの鉄火丼、ヘルシーで美味しいもんね。』
あたしもマグロの切れ端をご飯とともにぱくっと口に入れた瞬間、
鼻の奥からジーンと来た。くぅうう、さっきちょっとわさびつけすぎたかも(笑)。
ーーー
R子との楽しい昼食も終わり、いつも通りコンビニで買ったヨーグルトドリンクにストロー挿して一口すすりながら、R子、というか企画部に対する同意、承諾を貰うため、提案内容を纏めることにした。(以下メモ内容抜粋)
<基本設計の進め方についてのご提案事項について>
①モバイルアプリの顧客満足度の鍵を握るのは、特定の画面における、ユーザにとっての使い勝手の良さ、ワクワク感である。どの画面を特定の画面とするかは、従来のモバイルアプリのパレート分析を行った結果、ユーザの使用頻度が高くて、累積使用時間は長くなっているものに基づいて決定すべきである。
複数の事物や現象について、あらわれる頻度によって分類をし、管理効率を高めようとする分析手法である。ABC分析とも呼ばれる。
②①での使用頻度が高く累積使用時間が長い特定の画面に関する設計及びレビューについては、作業の順序を先行させ、作業の密度の計画値を高くするように工夫すべきである。
③基本設計を期間内に終了させるために、設計やレビューの進捗状況を定期的に共有して、問題があれば各ステークホルダが協力して、早期に対策を実施すべきである。
④基本設計の進捗状況を見乍ら、適宜私(Q)とU社で、開発規模と開発期間の確認を行い、その結果を企画部と共有して、詳細設計以降の前提条件との間で大きな差異が発生するおそれがあれば、企画部に協力を要請すべきである。
・・・と、ここまで書いて、あたしはようやくふぅううっと一息ついた。
時計を見ると、いつのまにか夜の7時を過ぎるところだった。
あぁ、もうこんな時間なのね。
時間忘れて集中してたからお腹空いてきちゃったわ(苦笑)。
R子誘っておいしいものでも食べに行こうかしら・・・
メールにして送信は明日部長にお伺いしてからにしようっと!!
あたしはそう思いながら帰り支度をはじめた。
<次回、詳細設計以降の進め方に続く。>
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