はじめに。

このブログは決して読んで合格するような大それた内容ではございません。

ただ僕の勉強をここで日々ブログにしたらいいかなという他者に申し訳ない

緩い考えのブログですが、内容はちょっと(かなり?)コアですが、同じく

高度情報処理を勉強しようと思う方であればきっと中には楽しんでくれるかも。

少なくてもお堅いイメージの内容を面白おかしく印象的な解き方を手法とでき

ないかの研究も交えてなので、僕的には結構楽しんでます♪

注: 問題文を見ないと、何のことかわからないと思うのが欠点ブログとなっています(苦笑)。

なので、お手数ですが以下のサイトで対象年度の問題・解答などをダウンロードして頂ければと

思います。

過去問題(問題冊子・配点割合・解答例・採点講評) など

↑ PMは春期試験です。



H25・PM・午後1試験ストーリー 問4・最終章

☆はじめに

本文は、プロジェクトマネージャ午後1試験の過去問を基に

ストーリーっぽくしてみたので、内容は多少脚色しています(笑)。

なるべく問題に影響のない範囲で楽しく記録できればと思います。

また問題文だけでなく解答の内容もストーリーに含まれています。

どの部分とかは特に明記しないので実際の回答を見て頂ければと思います(笑)。

 このストーリから午後1試験問題の内容が理解でき、問題の意図やモジュールとしてのパーツなどとしても午後2で活用できたら凄いかもです(苦笑)。

凄いかどうか不明ですが(苦笑)別ブログで試みてますので、

よろしければ(笑)

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 ■ソフトウェア開発の遂行ストーリー

今回は女子のPMというのもおもしろいかな?と独断と偏見で盛り上がってのストーリー完結です♪

なんかちょっと長くなった気がしますが、サ~セン(笑)

さぁて、あたしとR子の恋の行方は・・・って、ん?そんなお話とは違いましたっけ?(苦笑)

最終章:詳細設計以降の進め方

<前回からの続き>

今日は、あたし的には少し気分が良い日なんです。

え?なんか良いもの食べたのかって?・・・いえいえ(笑)

確かにいつもは食い気?なんですが、今回はちと真面目にお話ししますと・・・

基本設計はあれからU社のVさん率いる(と言っても後1名)計2名の御陰で、なんとかあと残す所1週間で完了する見込みとなった訳なんです。

それだけでなく昨晩のR子との食事会(というのは建前のプチ2人女子飲み会(笑))で、企画部のR子から、U社(Vさん)はデザイン力と技術力を発揮して、企画部のニーズに的確かつ迅速に答えてくれました。基本設計の設計作業とレビューが適切なバランスで実行できたこともあって、”U社の基本設計に大いに満足している”という評価をもらったからなんです。ほんと、褒めすぎじゃないの?って思えるくらい(笑)

あたしはその事を思いながら、一応、基本設計を開きながら目を通して見た。

・・・うん、たしかに基本設計を見る限り、U社(Vさん)のデザイン力と技術力には優れたものがあるわね。あたし自身も納得の出来栄えだわ。ほんと、すごい!

まぁプロジェクトマネジメントの実力について、あたしがお願いした指示範囲に関しては大きな問題はないかな。ってあたしも頑張らないとね~(苦笑)

・・・ん?でも、ちょっと待って・・・と、あたしは設計書を見ながら思う事があった。

プロジェクトマネジメントは確かに優れてるけど、しかし、U社管理者(Vさん)の関心が実装技術面に偏ってる傾向があるかなぁ。なんかちょっと細かいかも。

だって、ここはさらっと書こうよ!ってとこ、なんか結構細かい記述描写があるような気がするのは、あたしだけなのかなぁ~。後でR子にも聞く事にしよっと。

で、あたしはそのこだわりが何かに影響してるんじゃないの?って考えて、今までのU社(というかVさん)の作業の様子を思い浮かべてみた。

そういえば・・・進捗計画・品質計画との差異や、リスクの予兆に対する対応が遅れがちかもしれないわね。

やっぱ、リスクの予兆に素早く反応するためには、U社がどのように進捗管理・品質管理を行うのかを把握する事が、リスク管理の観点から重要かなと考えた。

う~ん、たしか、U社との請負契約は今回が初めてだったのよねぇ~

そう考えるとあたしは、今回のプロジェクト目標を勘案した条件を整理して見る事にした。

もちろんこれらの条件はあくまで請負契約締結に際して期待する最低限の条件であるという事で、U社に対して、これをベースにした今回の案件への提案を求めて見る事にし、纏めた結果を部長に見て頂き、いいんじゃない?という了解を頂けたので、U社(Vさん他関係各位)へメールすることにした。

さぁてっと、どんな回答が返って来るかなぁ~。と、あたしは少し待つ必要があるのかも。と思ってたら、なんかお腹が空いて来た(笑)

時計を見ると、19時を過ぎていた。

あ、そうか、R子は今日は用事とかで、定時でもう帰社したんだっけ・・・

うん、よし!今日はもう帰ろうっと(笑)。

ーーーー

翌日、あたしは席に着きメールを開くと、なんと!U社から回答が返って来ていた。メール送信時刻を見ると、深夜の0時だったので、もしかしたら、あたしのメールに対する回答を急いでくれたんだわ。って思うと、ちょっと申し訳なく思った。

Vさん達は、別室のプロジェクトルームに詰めているんですが、もしかして昨晩は徹夜だったのかな?と思いながら、Vさんから来たメールに添付されていたU社の提案内容を読んだ。

ん?・・・そうかぁ、なるほどねぇ・・・

内容について、いくつか思うところがあったので、あぁこれは直接会話した方が良いかもと思ってると、開発部長(つまりあたしの上司)からメールが届いた。

見ると、同じように提案書を呼んだみたいで、それについて、”提案内容についてレビューしておいてください”と書かれていた。

早速、会社から支給のスマホを取り出し、U社に問い合わせたところ、どうやらVさんは本日プロジェクトルームで基本設計の詰め段階のはずとの事だった。

え?もしかして、昨晩は徹夜だったって事?

あたしは、その回答を持って、プロジェクトルームに向かった。少し疲れ気味の目をしたVさんが目に入った。あぁ、そんな感じね・・・

あたし:『あ、Vさん、おはようございます』

V:『あ、Q課長、おはようございます。今日は朝からどうしました?』

声が少しトーンダウンしたVさんを見て、あたしはちょっとお疲れ気味かな?まぁ無理もないか・・・って思ったのが伝わったのか、急に声のトーンが上がり、

V:『ん?・・・、ひょっとして、昨日送付したご回答内容で何かありましたか?』

と、覇気はないが、いつもの明るい調子に戻っていた。

あたし:『はいっ!!!さぁすがVさん!その通りです。と、その前に、まずは昨日私がお送りしたメールの回答を早々にお送りいただいて感謝します!』

と、昨晩徹夜したかなど敢えて聞かないで応えた。

なんか聞けない雰囲気でもあったし・・・ね(苦笑)

V:『いえ、いえ、こちらこそお陰様で基本設計が順調で、昨日、詳細設計もこの調子で継続できればいいのになとWと会話してたところに、丁度、Q課長から詳細設計の請負契約締結についての条件が書かれたメールが来ましたので、取り急ぎご回答させて頂いた次第ですが、何か不備な点などありましたでしょうか?』

と、また少しトーンダウンしてきた気がしたので、あたしは慌てて、

あたし:『え?そうですねぇ、、、あ、じゃあ、この後お時間頂けるのでしたら、あたしが出した条件に対するご提案内容のレビューができればと思うのですがいかがでしょうか?』

V:『えぇ、ありがとうございま~す。ぜひっ!!』

そういって、Vさんは、入り口で話しているあたしに、どうぞ、どうぞと席に座るように席を引いて促してくれたので、それに従った。

あ、そういえば、もう一人の、Vさんよりも一回りくらい若いと思われる営業を兼任していると聞いているSEのWさんとは会話がなかったので、この日初めて声をかけてみた。

あたし:『あ、Wさん、おはようございま~す。』

W:『あ、Q課長、おはようございます。本日はレビューして頂きまして、ありがとうございます』

と、Vさんとの会話をしっかりと聞いており、もしかしたらWさんがこの提案内容を徹夜で書いたのかしらと思いながら、2人に向かってレビューを始めた。

あたし:『え~ではまず、詳細設計を御社(U社)に請負でお任せいただくために必要な条件を昨日お送りさせて頂きましたが、それに対する御社(U社)のご提案内容についてレビューさせて頂きます。』

あたしがそういうと、VさんとWさんの2人はそれぞれのノートPCに入ってる提案書を眺めた。

V、W(以下U社):『はい、よろしくお願いいたします。』

あたし:『え~、では初めに、詳細設計においての進捗管理の仕方についてですが、、週次報告を行うこと。これにつきましてU社としましてはどのような・・・』

あたしがそういうと、VさんがWさんに向かって、じゃあよろしく。と声をかけた。

W:『はい、週次報告は書面に基づいてミーティング形式で行う方針です。』

あたし:『はい、承知しました。では続きまして、進捗管理の方法ですが、弊社では定量的な進捗管理を行い、進捗状況を適切に評価できるようにする事。というのが条件となっておりますが、、、』

W:『はい、こちらにつきましては、詳細設計は作成したドキュメント量、製造は作成したコード量、テストはテスト項目の実施数と完了数、および欠陥の発生数と解決数で管理し、御社に纏めて定期的にご報告をしようと思っています。』

あたし:『ふ~ん、なるほどですね。ではこちらにつきましては、少し補足の意味で見直し頂きたいと思ってる個所があるのですが、よろしいでしょうか?』

W:『・・・はい、どのような?』

あたしは徹夜明けの2人が一斉にこちらに不安な顔を向けたので言葉を選びながら、

あたし:『はい、詳細設計と製造については、作成した成果物の量がご報告されてる事になるのですが、ここでの弊社で知りたいポイントとなる点は、品質の確保となります。』

W:『はい。そうですが、、、なにか問題・・』

といいかけるWさんをVさんが手で制して、あたしの方を見て言った。

V:『あぁ!そうか、すいません!もしかして品質を確保するために必要な活動の進捗状況が評価できないので、定期的にレビュー完了済みの成果物の量ご報告しないと、この設計は終わってるのか何なのかの状況がわからないのでQ課長としても品質評価できません。という事ではないですか?』

と話すと、Wさんも、なんか状況が理解したみたいだった。

あたしは安心して話を続けた。

あたし:『はいっ!!そうです!仰る通りなんです。見直して頂いてよろしいでしょうか?』

W:『あぁ、はい!かしこまりました。』

あぁよかったぁ。

あたし:『(溜息)ありがとうございます。あ、あとのテスト時の報告についてのご提案内容はこちらで問題ありませんので。』

W:『・・・はい、かしこまりました。』

あたし:『え~では続きまして、品質管理について、総合的な品質管理を行い、品質を適切に評価できるようにすること。となります。』

W:『はい、こちらは3点のご提案内容がございます。1点目はレビュー時間、テスト項目数、欠陥数などの品質メトリクスを測定するようにいたします。』

あたし:『はい、こちら、承知いたしました。』

W:『ありがとうございます。では2点目ですが、工程の中間及び完了時に、評価対象工程について機能別・担当者別の定量的な分析を行って、品質分析評価報告書をご提出するようにいたします。』

Wさんが自信満々に話しているのを見乍ら、ちょっと質問してみた。

あたし:『えと、すいません、品質報告という点は問題ないかと思うのですが、そもそも報告の目的は設計レビュー時に出た欠陥の原因報告が望ましいと思うのですが、今回のご提案内容にはその観点が無いので、この内容ですと、評価対象工程での数値の差異だけで品質の良否を判断する事になりかねないのではと危惧します。』

W:『え?はい、確かにそうですね。』

と話しながらVさんがまた説明をする。

もう、あと全部Vさん話してくれないかな(苦笑)

V:『あ、すいません、それは、欠陥混入の原因分析を、着手工程のみに固執せずに前工程も含めて行うように訂正すればよろしいですか?』

と申し訳なさそうに私を見て言った。

あたし:『はい、仰る通り評価対象工程から視野を広げた品質分析に改善をお願いできれば助かります。』

V:『かしこまりました。』

あたしがWさんの方を見ると、

W:『え、え~続きまして3点目ですが、2点目で品質分析の結果を受けまして課題を発見した場合は、工程内または次工程の中で是正と再発防止を行う事とします。』

あたし:『はい!すばらしい。たしかに承知いたしました。』

Wさんはようやく安心した顔をした。

W:『そうですか、ありがとうございます!!』

見ると、Vさんは笑っていた。

あたし:『え~では、続きまして、品質管理の2つめの条件となるのですが、保守性を確保する事となります。』

Wさんが、Vさんを見て、名誉挽回っという事で、少し大きめの声で話した。

W:『はいっ、こちらですが、保守性を重点ポイントとして、コードレビューを実施することといたします。』

と話してくれたのですが、あちゃあぁ、ちょっと申し訳ないけど、まぁしゃあないかな。と思いながら、Vさんの方も見て、

あたし:『え~と、こちらに関しまして、コードレビューだけというのが弊社としましては補足して頂きたい点がございます。理由は、プログラムコーディング完了段階まで待つ事になり、問題検知のタイミングが遅くなる恐れがあるからなんです。』

こういうと2人はまた少し困った顔をした。

あたし:『あ、大丈夫です。そこでご提案なのですが、詳細設計でのレビュー時に保守性に関する観点でのレビュー活動の追加検討して頂ければと思うのです』

そういうと2人は納得している安心の顔になった。

あたし:『あ、あと、それからもうひとつお願いなのですが、ソースコードについては、静的解析ツールを活用して、指摘された潜在的な問題に対応する事と、算出されるコードメトリクスを評価して数値が適切な範囲に収まるように対応して頂ければと思うのですがいかがでしょうか?』

U社:『はい、かしこまりました。』

と、おもわず2人同時に声があったので、2人は顔を見合わせて笑っていた。

あたしも思わずおかしくなった。

あたし:『え、え~では続きまして品質管理の3点目である情報セキュリティを確保する事という点ですが、Wさんどうです?』

あたしが、名前で呼んでみたので、Wさんはちょっと驚いた感じでしたが、

W:『あ、はい!こちらにつきましては2点のご提案となります。1点目は弊社(U社)としましてはリバースエンジニアリングについて対策しておくべきと考えました。で、その対策としましては、弊社がいつも使ってる難読化ツールを適用する事といたします。ツールは弊社ではずっと前から使用実績のあるものですから、安心して頂けると思います。』

あたし:『へぇ、難読化ツールというのがあるんですね。凄いですね。はい、そういう事でしたら承知いたしました。』

W:『ご承諾いただきまして、ありがとうございます。続きまして2点目は、情報セキュリティの専門組織による脆弱性診断を実施する事といたします。以上です。』

あたし:『はい、こちらも承知いたしました。そこまでやっていただけたら大丈夫かと思います。』

W:『ありがとうございます。それでは見直し個所は以上となりますでしょうか?』

そういってWさんはVさんの方をちらと見た。

あたし:『そうですねぇ、あ、じゃあ最後にもう1点お願いがあります。』

U社:『はい、なんでしょうか?』

と、またまた声があった(笑)

あたし:『え~っと、今後の保守期間・回収期間を通じて、安定した品質を保てるプロセスにしたいなと思っておりますので、今後リポジトリに変更を加えた場合に、単体テストの自動再実行と、静的解析ツールの自動実行をするプロセスをご検討して頂きたいのですが・・・』

V:『あぁ、そうですね、かしこまりました。』

と今度はWさんに代わってVさんが回答した。

あたし:『え~では、今回のレビューで出ました改善見直し店を再度反映したものを頂ければ、請負契約の手続きに入れるかと思いますのでよろしくお願いいたします。』

V:『あぁはい!それでは本日中に手直ししたものを再度お送りいたしますので、よろしくお願いいたします。どうもありがとうございまし!!!・・・では、私どもは詳細設計時の計画を再度立てるため、ひとまず失礼して弊社に戻ります。』

W:『今後ともよろしくお願いいたします。』

あたし:『あ、はい、こちらこそ、よろしくお願いします。』

ーーー

あたしはプロジェクトルームから自席に戻って時計を見ると、もうお昼であった。

あたしはR子を誘って昼食をしながら詳細設計もVさんが来るわよ。って話すとまんざらでもないR子の顔を見乍ら、自席に戻りながらいつもの通り、ヨーグルトをストローですすりながら、メールを見ていると、Vさんからメールが届いた。

(恐らく今度はVさんの方で再度見直したと思われる)先ほどのU社の提案内容(見直し版)が添付され、上司であるあたしの開発部長から、問題ないと思いますので、すぐに契約の準備をしてくださいという旨のメールが来た。

さぁ、今晩はR子に報告も兼ねてお食事会(という名ばかりの実は2人プチ女子飲み会(笑))でもしようかしらね。

あ、そのうち、Vさんも交えて合コン、じゃなかった、懇親会してもおもしろいかな?

などと、不謹慎極まりない事を考え乍ら、あたしは、早速請負契約の手続きを進める事にした

 <おしまい。>

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取り敢えず、女子PMを書いてみましたが、なんかやはりおっさんの僕としては難しいですね。でもちょっとお姉になった気分でした(ってキモイ?(笑))

という事で、本年度のPM試験目前となり、以降のストーリーはけつかっちん(時間切れ)です(笑)。 ま、特に反響もなく平穏無事というか秘密裏に終わりです。

あ、次回又記録する事があれば(笑)、今回のようなストーリー仕立てか本当は漫画化したいけど絵心が無いので、まぁ願望ですが、色々と新たな試みが閃いたらPM試験勉強ブログ構想として記録するかもです(笑)。

こういった試みでもっともっと情報処理などの勉強が楽しく覚えられたラッテ思うのは僕だけじゃない事を願いながら、締めといたします。

それでは皆さんのご健闘をお祈りしてます

(って僕もなんですけどねぇ、はぁ~(苦笑))